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暮らしと方言の色揚げ内山一兄・郷田敏男 |
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古今の農作業は、手間替えもいらず共同作業も姿を消してしまいました。
かつての農村の生活は、共同作業すなわち「結い」を抜きにしては考えられなかったのです。
そこに連帯感が生まれ、相互扶助の心が芽生え、自治の精神が培われたのです。
「願立て」それが霊験あらたかであるかどうかは分かりません。
しかし、これが憂きにつけ歓びにつけ、同喜同憂の絆になり、
心の触れあいの場になっていたことは確かなことであろうと思います。
「今ハオマイ 昔ンゴツ 手間替エハナシ 内ン者デン
年寄ンノ 手出シスッ所ハ アリャセズ・・・」
「ソータイ。加勢シューデッスット 邪魔ンナルケン オマヤ
ゲート・ボーンナット シテコンナイデ 追イヤラルル」、いやはや。
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